北陸新幹線上越妙高駅の発車メロディー 「夏は来ぬ」に正式決定

JR東日本新潟支社は2015年1月20日、北陸新幹線上越妙高駅の発車メロディーに「夏は来ぬ」を採用すると発表した。同市出身の小山作之助が作曲した曲で、上越市がJRに提案していた。

上越妙高駅西口
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「夏は来ぬ」は、「日本音楽教育の母」といわれている小山作之助が1896年に発表した曲。作詞は歌人で国文学者の佐佐木信綱。新潟支社では、「日本を代表する唱歌として年齢を問わず親しまれ、地元出身の作曲家でもあり、上越妙高駅で新幹線発車のタイミングをお客さまにお知らせするのにふさわしい」としている。

村山秀幸上越市長は「多くの人が行き交い、交流の場ともなる上越妙高駅に爽やかで喜びあふれる旋律が流れることを今から大変楽しみにしている」とのコメントを出した。

「夏は来ぬ」のメロディー

「夏は来ぬ」の歌詞

卯(う)の花(はな)の、匂(にお)う垣根(かきね)に
時鳥(ほととぎす)、早(はや)も来(き)鳴(な)きて
忍音(しのびね)もらす、夏(なつ)は来(き)ぬ

作曲者、小山作之助の出身地の旧大潟町(上越市大潟区)では、夏には防災無線のチャイムに「夏は来ぬ」が採用されていた。歌われている卯の花は旧大潟町の花でもあった。

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