妙高市ロケの映画「滝を見にいく」の7人のおばさんが新人賞にノミネート

新潟県妙高市を舞台にした映画「滝を見にいく」に出演した同市に住む市非常勤特別職の根岸遙子さんら7人のおばさんが、「第24回東京スポーツ映画大賞」の新人賞にノミネートされた。無名のおばさんが映画賞にノミネートされるのは異例の出来事だ。

東スポ映画大賞の新人賞にノミネートされた「7人のおばさん」
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©2014「滝を見にいく」製作委員会

「東スポWeb」によると、この映画賞は全国10の映画祭のディレクターが選考してノミネートしたもので、これをもとに1月下旬、審査委員長のビートたけしさんが最終ジャッジを行い「第15回ビートたけしのエンターテインメント賞」と併せて、東スポ紙面で発表するという。

新人賞には「舞妓はレディ」に出演した上白石萌音さんなど14人と並び、「滝を見に行った7人のおばさん」としてノミネートされている。

映画「滝を見にいく」は、オーディションで選ばれた7人の普通の"オバサン"が主人公という異色の作品。幻の滝を見るために温泉付きバスツアーに参加した7人のオバサンが、山道を散策中にガイドに取り残され遭難してしまうというストーリー。メガホンをとったのは「南極料理人」(2009年)「キツツキと雨」(2012年)「横道世之介」(2013年)で数々の映画賞を獲得した沖田修一監督。

7人のおばさんの一人、妙高市の根岸遙子さんは「ノミネートされただけで夢のようで、光栄です。たけしさんのセンスに期待し、発表の日までドキドキして待っています」と話している。

授賞式は2月22日、東京都内のホテルで行われる。

↓公式サイト
http://takimini.jp/

予告編動画

* 「第24回東京スポーツ映画大賞」の受賞結果が1月19日に発表され、新人賞は劇団ひとりの「青天の霹靂」に決まった。「7人のおばさん」は残念ながら受賞を逃した。

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