上越妙高駅の発車メロディーに「夏は来ぬ」上越市がJRに採用依頼

新潟県上越市は2015年1月8日、3月14日に開業する北陸新幹線上越妙高駅の発車メロディーとして、同市出身の小山作之助が作曲した「夏は来ぬ」を採用するようJR東日本新潟支社長宛てに依頼書を提出した。

「夏は来ぬ」は、「日本音楽教育の母」といわれている小山作之助が1896年に発表した曲で、100年以上にわたり広く親しまれている。同市では「世代を超えて愛されるメロディーで、旅行者にこの地域の美しい自然や文化、人々の優しさを印象付けることができる曲」として、JRに提案した。

同市では、音楽の専門家らによる選定検討委員会で「夏は来ぬ」とヒルクライムの「春夏秋冬」の2曲を選び、昨年11月末にJRに伝えていた。今年1月5日、JR側から「著作権料などに課題のない1曲を提案してもらいたい」との要請があり、「夏は来ぬ」を選び提案した。今後開業までにJRが正式決定し公表する。

大潟町中学校にある小山作之助の胸像
koyama

「夏は来ぬ」のメロディーと歌われている「卯の花」

 糸魚川駅では相馬御風が作詞した童謡「春よ来い」が使われることが先月決まっている。

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