全国で人気の「キムラ君」 うどんの鶴越に登場

今、大人気の「キムラ君」って知っていますか? å¤§äººæ°—と言えばキムタクこと木村拓哉? 横山やすしの長男の木村一八や、お笑いタレントの木村祐一、奇跡のリンゴの木村秋則を思い浮かべるだろうか。まさか読売ジャイアンツの木村正太や、サッカーの木村和司、「憂歌団」の木村充揮ではないだろう。

実は、「キムラ君」というのは大阪市のうどん店「釜たけうどん」が地域活性化のために2011年5月上旬から始めた、キムチと自家製ラー油を使った夏向けのメニュー。

鶴越の「キムラ君」(週替わりメニュー550円)

店主の木田武史さんが周辺の飲食店にレシピを紹介したところ、提供する店がどんどん広がり、大阪だけではなく香川県や石川県でも提供する店が出た。木田さんが作る公式ホームページ「キムラ君はじめました」(http://kimurakunhajimetayo.blog.fc2.com/)によると、2011年7月6日現在、76軒まで増えている。

新潟県内では上越市昭和町2の「讃岐うどん房 鶴越」が第1号。店主の小川隆治さんは、最初は単なるダジャレメニューだと思っていたが、調べていくと同業者として面識がある木田さんに行きついた。

同店では手作りラー油やキムチをトッピングしたメニューを出していたこともあり、ただちに商品化を決定。6月8日に「キムラ君」を週替わりメニューに初登場させた(http://teuchi.exblog.jp/16449086/)。公式ブログによると同店は全国28店目になる。

7月6日から始まった第2弾の「キムラ君」はタコキムチを使い、「キムラタコヤ」と名付けた。キムチの辛さと酸味、ごま油の香味が鼻をくすぐり、キムチのシャキシャキ感とタコのやわらかさ、そしてコシの強い麺が奏でる食感のハーモニーが味わえる。冷たいだしをかけてあり、暑い夏にぴったりだ。

こだわったのはラー油で、中国の大豆味噌に牛肉の赤身、タケノコ、シイタケ、干しエビ、カシューナッツ、2種類の唐辛子などを配合し、辛さは抑えめにした。

男女、年齢を問わず幅広い層に人気だが、「たまに出るから面白いので、定番にはしません。飽きられないように変化を付けながら不定期に出す予定です」(同店)。

週替わりメニューのため、提供は7月11日までだが、「8月上旬に第3弾を予定しています」とか。同店のメールサービスや、ブログ(http://teuchi.exblog.jp/)を参照のこと。

なお、「キムラ君」はキムチと手作りラー油を使うことだけが条件のため、うどん以外にも応用がきく。各地ではご飯に載せた「キムラ飯(はん)」、サンドイッチにした「キムラサン」、たくあん入りの「キムタク」、もやしナムルを載せた「木村モナ」など、いろいろなバージョンが登場しているようだ。

2011年7月2日の朝日新聞大阪版の記事に関連して、鶴越の「キムラ君」の写真が掲載
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