大樹航空宇宙実験場
大樹航空宇宙実験場は、北海道広尾郡大樹町とJAXAとの連携協力拠点で、大樹町多目的航空公園内にあります。
JAXA(3機関の統合前を含む)は、航空技術の研究成果の実用化を目指し、全長1,000m(当時)の滑走路と必要な空域を確保できる大樹町多目的航空公園にて、成果の有効性や安全性を実証する実験用航空機を用いたさまざまな飛行実験を、1997年に開始しました。この時に、実験用航空機の運用管理や飛行実験データ処理等を行うための飛行実験棟が整備されました。
2001年から2004年にはJAXA等によって成層圏プラットフォーム定点滞空飛行試験が行われました。その試験のために、JAXA格納庫、飛行管制棟、ハンドリングエリア、気象観測設備等が整備されました。
2008年からは、岩手県大船渡市の三陸大気球観測所(1971年~2007年)において実施してきた大気球実験を、大樹航空宇宙実験場にて実施することになり、施設設備を一層充実させて、さまざまな宇宙科学実験を行っています。
所在地 | 〒089-2115 北海道広尾郡大樹町美成169番地大樹町多目的航空公園内 |
アクセス |
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見学案内 |
施設・設備紹介
大気球実験は、大気球指令管制棟やJAXA格納庫、スライダー放球装置、各種気象観測設備等の施設・設備によって支えられています。
大気球指令管制棟
大樹航空宇宙実験場において大気球実験を実施するために2008年に建設されました。4階建ての建物には、大気球や科学実験用の搭載機器を準備する組立室、大気球を安全に放球するために作業全体の進行を司る放球指令室、飛翔中の大気球を追尾しテレメータで送られてくる実験データを受信する遠距離長時間追尾装置が設置された受信管制室などがあります。 屋上の鉄塔上部と屋上には直径3.6mと1.8mのパラボラアンテナが設置され、飛翔中の大気球を追尾します。
見学案内
アクセス
- 鉄道で
- 帯広駅(タクシーで大樹航空宇宙実験場まで約80分)
- 大樹航空宇宙実験場
- 帯広駅(バスで大樹コスモール前まで約110分)
- 大樹コスモール前(タクシーで大樹航空宇宙実験場まで約20分)
- 大樹航空宇宙実験場
- 東京から飛行機で
- 羽田空港(飛行機でとかち帯広空港まで約95分)
- とかち帯広空港(タクシーで大樹航空宇宙実験場まで約40分)
- 大樹航空宇宙実験場
北海道広尾郡大樹町美成169番地大樹町多目的航空公園内