2021-02-01から1ヶ月間の記事一覧
表記の「カルメン」の二つの公演を映像で観賞しました。見た目にも何れもかなりの迫力で音質も生を聞くにはかなわないですが、十分過ぎる歌を堪能出来ました。何れも世界の屈指の歌い手が揃っていたからでしょう。 ビゼー『カルメン』はオペラの中でも一二を…
第12回定期演奏会 表記の演奏会を聴いて来ました。 《プログラム》 【日時】2021.02.27(土曜日)18:00(開場17:30) 【会場】旧東京音楽学校奏楽堂 【指揮】田渕彰 (略歴)東京芸術大学付属高校を経て東京芸術大学音楽学部を卒業。ヴァイオリンを東儀祐二…
緊急事態宣言の後は、大規模オーケストラの演奏を聴きに行かなくなりました。いやその少し前からですね。最後に聴いたのは、昨年11月のウィーンフィル来日公演でした。大晦日のベートーヴェン全曲演奏会は、長時間、密な状態の閉鎖空間で聴くのが怖くて、…
2月20日(土)に表記のリサイタルを聴いて来ました。時々若い人の演奏も聴いておかないと、熟練者の演奏を理解する力も鈍ってしまうと考えるので、時間が許す限り出来るだけの機会を捉えようと心がけています。 今回の演奏者は伊藤万桜さんというまだ二十…
海外劇場のオペラ『カルメン』を立て続けに2回観ました。と言ってもコロナ禍の昨今、来日公演は夢のまた夢ですし、海外渡航禁止ですから海外では観れる訳が無く、映像でです。 (Ⅰ)一つ目はMETライヴビューイング (Ⅱ)二つ目はミラノスカラ座オペラ S…
《ヴィクトリア朝②》 前回エンゲルマンにより、三原色のクロモリトグラフィーという手法が発明され、これによりロイヤルファミリーを描き撮って、日常生活を一般大衆にも公開したことなどを書きました。これとは別に19世紀に入ってから写真技術が発展し始…
東京文化会館で、フランチェスコ・メーリのリサイタルを聴いて来ました。 コロナ感染の恐れから音楽会に行くのは、ずーと自粛していましたが、ここ数日目に見えて、新規感染者数が減って来て、感染リスクは小さくなったと言えそうです(勿論警戒は怠れません…
《ミラノ11月4日》 この一つ前の記事は10月26日付けのミュンヘンのカタラーニ夫人のエピソードに関してですから、約一週間位かけてミラノに到着した訳です。二つの都市間を約500kmとして 、現代の車で80km/hで走ったとしたら、約6時間かかります。ス…
《ヴィクトリア朝①》 1837年にウィリアム4世の逝去に伴って即位したヴィクトリア女王はまだ18歳の若さでした。 二十歳のヴィクトリア女王 彼女はウィリアム4世の姪に当たる訳ですから、「ハノーヴァー朝の一員」と位置付けても良いはずですが、今回の絵画…
先週2月4日(木)、関東地方では記録を塗りかえる最速日の春一番が吹きました。 この週末もさらに温かい日となり、春風に誘われて梅林を見てきました。 ①大倉山梅林公園(横浜市) 東急東横線の大倉山駅からすぐの所にあります。緊急事態宣言が延長になっ…
《ミュンヘン10月26日》 前日、ソプラノ歌手として有名なカタラーニ夫人の宿舎にスタンダールを***伯爵が連れて行って紹介してくれたのです。それに関して次の様に書いています。 カタラーニ夫人(1785年~1849年) ❝カタラーニ夫人の宿舎は大使たちやあ…
《Ⅲハノーヴァー朝⑦》 高齢で即位したウィリアム4世は選挙法改正に一役買い、国民に人気もありましたが、次第に寄る年並には勝てなく病気がちになってきました。しかし自分に嫡子はいなくて、自分もあと何年生きられるか分からない。王位の継承者は、弟に生…
もうすぐ立春。「春はどこから来るかしら あの山越えて丘越えて 希望の国からくるかしら」おっとこれは失礼、「朝はどこから来るかしら あの空超えて雲超えて 光の国から来るかしら」の間違いでした。そう言えば以前、及川恒平というシンガーソンガーライタ…