基本的な考え方
私たちHOYAグループは、社員の安全と健康に配慮するとともに、個性や多様性を尊重し個人の成長を促す職場風土を提供します。また社員一人ひとりは、知識の習得や技術の向上に努め、社会の求める革新的な価値の提供を目指します。
人材育成
人はそれぞれ価値観や生き方、性格、固有の能力などが異なります。仕事や働き方に対する考え方も多種多様です。そのため現代の組織運営では、各人の適性にあった環境で能力を伸ばし、個性を活かす仕組みが求められています。すべての人が持てる力をフルに発揮して、切磋琢磨しながら組織や事業に貢献する、これがHOYAの目指す新たな社員像です。
社員の多種多様な能力開発ニーズにこたえ、また業界に必要な専門知識やスキルを習得してもらうため、HOYAでは、事業部や地域ごとに最も適した社員教育研修プログラムを個別に展開しています。
1. アイケアカンパニーの人材育成
「コンタクトのアイシティ」を運営するアイケアカンパニーでは、店舗で販売業務に従事するスタッフ”アイ-コンシェルジュ”の接客スキル向上とホスピタリティマインドの醸成などを目的とした育成プログラムをカンパニー内で設計し、内容の充実に取り組んでいます。
柱となっているのは、(1)接客・接遇等のスキルアップのための「オペレーション教育」、(2)高度管理医療器具としてのコンタクトレンズについての専門知識を身につける「テクニカル教育」、(3)スタッフをチームとして統率するためのマネジメント知識・スキルを学ぶ「マネジメント教育」の3つのプログラムです。教育を行うのはインストアコーチ、テクニカルコーチと認定された社員で、eラーニングと組み合わせることにより学習者の自学自習を促しています。
「テクニカル教育」については4段階のレベルが設定されており、初級はほぼ全員、学習のコアとなる中級・上級の受講者も2011年に導入以来少しずつ受講率を伸ばしています。
2. HOYA Electronics SingaporeのEICC行動規範セミナーへの参加
HOYA Electronics Singaporeは毎年、EICC(電子業界CSRアライアンス)行動規範への理解を深めるためのセミナーに参加しています。EICC行動規範とは、労働環境が安全であること、そして労働者が敬意と尊厳を持って扱われること、さらに製造プロセスが環境負荷に対して責任を持っていることを確実にするための基準で、電子業界がアライアンスを汲み制定したものです。