HDRチュートリアル ~ サンプルデータを使ってHDRを作ってみよう!
HDR画像を作ってみたいけど自分も作れるか自信が無いという方のためにお試し用の素材とサンプルパラメータを用意しました。o(*≧◇≦)o〃
PhotomatixやTopaz AdjustなどHDR加工に使用するソフトは体験版がありますので、よかったらこちらの素材で実験ください。
Contents
1. 素材写真
まずは材料について。ブラケット撮影した写真を3枚以上用意します。
今回はHDR映えしやすい素材として京都駅の写真を用意しました。
それぞれの画像をクリックすると大きいサイズの写真が表示されます。ダウンロードしてお使い下さい。
2. 使用するソフトウェア
今回の作り方解説では、以下のソフトを使用しております。いずれも1ヶ月程度利用できる体験版がありますので、これらをインストールしてから以降のHDR処理にお進みください。
- Photomatix Pro ( HDRsoft 社 )
体験版のインストール方法はこちら
購入方法はこちら - Topaz Adjust ( Topaz Labs 社 )
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購入方法はこちら - Photoshop Elements ( Adobe systems 社 )
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3. Photomatix で 合成
ダウンロードした3枚をPhotomatixのアイコンにドラッグして開き、トーンマッピングの設定を行います。
この工程については「Photomatixの使い方」のページで詳しく解説しています。
トーンマッピングでパラメータを調整します。
今回は以下のようなサンプルパラメータを用意しましたのでこちらの値で出力してみましょう。見やすいように横に並べてみました。
各パラメータの詳細は「Photomatixパラメータ解説」のページで詳しく解説していますので、そちらをご参照下さい。
パラメータの設定が完了したらプレビューを確認し、Processボタンを押して、メニューから[File]-[Save as…] (またはキーボードのCtrl+S) で JPEG に保存します。
※ 体験版では、保存画像に [ photomatix ] という透かしが入ります。
4. Photoshop Elements での後処理
このままでも十分HDRとして楽しめますが、さらにワンランク上の仕上がりを目指してPhotoshop Elementsで後処理をしましょう。
まず、作成たJpeg画像をPhotoshop Elementsで開き、この画像をコピーしてレイヤーを2枚増やします。
次に、増やしたレイヤーの1枚目をソフトライトで重ねて色に重厚感を出します。不透明度を調整すると適用具合を調整できるので、今回は50%ぐらいにしてみましょう。
シャドー部に深みが出るはずです。ソフトライト以外でも違った効果が楽しめますので、素材に合わせて色々試してみてください。
5. Topaz Adjust
最後にTopaz Adjust。
工程4.で増やした2枚目のレイヤーに対して [フィルタ] メニューから [Topaz Adjust] を適用します。
今回はTopaz Adjustの特徴を知ってもらえるよう敢えて強めの設定にしてみましょう。
Topaz Adjustについては「Topaz Adjust使い方解説」のページで詳しく解説していますので、そちらをご参照下さい。
サンプルパラメータはこんな感じにしてみました。
ディテールを強調して、色も強め(でも破綻しない程度)になるように調整してあります。
6. 完成
最後にこのTopazレイヤーの不透明度を調整して完成です。今回は不透明度を50%にしました。
HDR効果で左端に京都タワーが出てきたのがお分かりでしょうか?
個人的にはこういうマニアックな部分の発見が嬉しかったりします。(*^∇^*)
素材によって多少パラメータは変わりますが、基本的には上のパラメータをベースに調整すればある程度のクオリティのHDR画像が作れると思いますので、是非オリジナルの素材でも試してみてください。
☆ 使用したソフト
- Photomatix Pro ( 英国・HDRsoft 社 )
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