財布を持つのをやめてみました。
キャッシュレス時代にミニマルな財布を突き詰めた結果、財布が要らなくなった…わけではありません。むしろ財布に入れたいものが多すぎてマキシマムな財布が必要になった、もはやそれは財布ではなく小さいバッグだった、という話です。
財布から小さいバッグにアップデートした感想は「財布じゃなくていいじゃん」でした。
現金も鍵もカードもティッシュも全部入る
財布の代わりに使っているのはTopologie(トポロジー)のフォンサコッシュというスマホを入れるバッグ。 これにお札、小銭、クレジットカード、オフィスの入館カード、家の鍵、自転車の鍵2台分、ティッシュ、領収書、イヤホンなどを入れています。スマホは入れていません。
お金を入れることを想定しているのかはわかりませんが、財布っぽいポケットを内蔵していてとても都合がいいです。
どんなに些細な外出でも、家の外ではこれを常にショルダー掛けしています。おつかいに行く子どもみたいだし、支払いのときもやや恥ずかしいのですが、自分の中ではメリットのほうが大きく、このスタイルで定着しています。
テクノロジーで持ち物を減らすことはできなかった
僕は忘れ物がひどいです。小学生の頃はほぼ毎日忘れ物。 おそらく、財布とか鍵とかあれもこれも持ったかどうか確認する意識のリソースが足りてないんだと思います。なら持ち物を減らそうと考えました。
だから電子マネーを積極的に使って完全キャッシュレスになろうとか、スマートロックを駆使して鍵を持ち歩くのをやめようとか、色々試しました。
でも東京ですら現金が必要なお店は普通にあるし、電子マネーで払っても領収書は紙だったりします。スマートロックは便利ですが、鍵は絶対に持ち歩いたほうがいいということを身をもって体験しています。
荷物を減らすことは難しい。だったら忘れそうなものを全部ひとつの入れ物にまとめて管理しようと考えました。これさえ忘れなければ死なない、という状況を作り出せば勝ちなのです。
財布じゃなくていい
そう考えた時に「財布」という入れ物はマジで弱いです。お金とカードしか入りません。
色々探して鍵が入る財布を使ってみたこともありますが、自転車の鍵が厚みの関係で入らないなど不便でした。そもそも忘れ物を防ぐというフィールドで財布を持つことにこだわる意味はありません。ミニマム財布だろうが個体としてのカウントは1。持ち歩く個体数を減らさない限り忘れ物は防げません。
2025年は小さいバッグを物色したい
という経緯で、お金もカードも鍵もティッシュも、時にはメガネまでこれに入れて持ち歩いています。小さいバッグにまとめるようになってからはマンションの階段を何度も往復して忘れ物を取りに行くことがなくなりました。
個人的にこういうちょうどいい入れ物がもっと増えてほしいです。2025年は「財布以上バッグ未満」をテーマに物色したいと思います。
Photo: amito
Source: Topologie