マイクロソフトのリアルタイム音声翻訳機能「Skype Translator」がすごい

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  • author 塚本直樹
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マイクロソフトのリアルタイム音声翻訳機能「Skype Translator」がすごい

これこそ、むかし夢見ていた未来。

マイクロソフトはリアルタイム音声翻訳機能「Skype Translator」をプレビューとして公開しました。現時点で翻訳できるのは英語とスペイン語だとのことです。上の動画を見てみると、英語とスペイン語を話す少女が異なる言語で自由に会話をしていますね。

Skype TranslatorはWindows 8.1やWindows 10 プレビュー版で動作します。相手の話した言語を翻訳し、テキストとして画面に表示すると同時に音声として出力することが可能です。この機能、今すぐSkypeに標準搭載して欲しいくらい良くできています。

マイクロソフトは以前、英語とドイツ語のリアルタイム翻訳機能をデモしたことがあります。今回発表されたのは英語とスペイン語の翻訳機能ですが、今後はドイツ語を含む様々な言語に対応しそうな予感です。

今のところ、Skype Translatorは教育機関向けに提供される予定です。教室のパソコンから世界中の同世代の子どもとコミュニケーションできるなんて、とっても素晴らしい体験ですね。お互いの顔を見て話し、友だちができればもっと世界がひとつになれる気がします。

ところで気になるのは、日本語と外国語の翻訳機能が今後提供されるかどうかです。日本語には語順の違いや助詞、同音異義語などの理由で機械的に西欧語に翻訳するのは難しいとされています。それでもいつか、いつの日にか日本語で世界中の人たちとPCやスマートフォンを通じて気軽に会話できる日がくることを願っています。

source: Skype via THE VERGE

(塚本直樹)