うわ~これは地味に目立つ...!
「信号・一時停止無視でもないのになんでスピード表示?」なんて野暮は聞かないでくださいよ、自分の走行スピードが地面に煌々と照らし出される自転車です。実働シーンは2:00から。時速3マイル(5km)から7マイル(11km)に加速し、NYの渋滞を時速3マイル(5km)、5マイル(8km)で疾走、手に汗握るドライブが続きます。
このサドル下の板には何が入ってるんでしょうね?
ハックしたマット・リチャードソン(Matt Richardson)さんの予告動画をちょいと見てみましょう。
ハックで使ったのは「Raspberry Pi」(0:08-)。35ドルの小型コンピュータ。安価で子どものDIY教育用に最適だけど、手づくりが趣味の人にも最高だ。HDMI、コンポジットビデオの出力端子もあるのでパソコン画面やデジタルTVにつないで使える。これとあと自転車を使いたいと思った。そこで友だちとブレインストーミングして辿り着いたのが、「Dynamic Bike Headlight(ダイナミックな自転車ヘッドライト)」さ。普通のヘッドライトと違って、地面を照らすだけじゃなく、情報も照らされるようなのね。ライトの前にプロジェクター仕込んで、それをRaspberry Piに繋いで、そこから情報をビームするってわけ。
とりあえずここでは車輪にHalo effectセンサと磁石を取り付けて、RPM(毎分回転数)、つまりスピードを読めるようにした。
もちろんスピードを読む以外のこともできる。電源は要るけど、例えばGPS仕込めば地図や「次の曲がり角」を地面に照らしてやることもできる。それは次のプロジェクト。
同じスピードを表示するのでも、数字じゃつまらないので、なんか面白いビジュアルにしたり。そういうアイディアも募集中だよ。今週中に作るからさ!
で、週末の間に本当にできちゃったのが一番上の動画というわけ。一番上の動画の訳もちょこっと補足しておきます。
ハロ効果センサからGPIOピン(1:01)経由でRaspberry Piに情報が行ってる。
真ん中のボタンはスピード表示とアニメーション表示のモード切り換え用。
情報はRaspberry PiからHDMIケーブルを通してピコプロジェクターに照射される。プロジェクタはハンドルにネジで固定しており、高さ調整ができる仕掛け。
ここのこいつ(1:27)はUSB充電パック。普通は携帯充電用に使うやつ。それ持ってきてる。
そのうち全部ひとつにコンパクトにまとめられると思うけど、とりあえずこれが試作第1号ってことで。
いや~見てるだけでワクワクが伝染。楽しそうだなあ。
[YouTube via Reddit via Damn Geeky]関連:【iPhone&Android対応】手のひらサイズ『ピコ・プロジェクター』機種まとめ【選び方】 - NAVER まとめ、Raspberry Pi初心者のためのOS別セットアップガイド : ライフハッカー[日本版]
satomi(Andrew Liszewski/米版)