子どもにスマートフォンやタブレットを使わせているご家庭、けっこう多いと思います。
我が家も、5歳&3歳の姉妹に使わせていますが、最近困った事態が発生いたしました。
「5歳の長女が、YouTubeでエロアニメを見ている!」という、いち早くやめさせたい緊急事態です。
うちの子どもたちのYouTube閲覧は、初代iPadを、ひとり1台ずつWiFiのみで使っています。2台ともパスコードをかけているので、使いたいときは「おかーさぁーん! パスコードぉ!」と親が一度パスコードを入れてから、子どもが使います。正直、まだ小さいし、それ以上の制限は必要ないかなーと思っていました。
しかし、最近おませさんになってきた、5歳長女が誇らしげに「お母さん、これ面白いよ」と、エロアニメを私に見せてくるのです。おませさん、とは言え5歳。そのエロアニメの意味がわかっているとは到底思えませんが、背筋の寒くなる思いでした...。
そこで、私が急遽行った対策3つをご紹介します。iOSがメインですが、Androidアプリも紹介しています。
端末の「機能制限」を設定する
一番手っ取り早い制限が、端末の「機能制限」を設定すること。
iOSでは「設定」>「一般」>「機能制限」で、機能設定パスコードを設定すると、詳しい設定が可能です。もろもろの心配ごとをMAXで制限するならココで、Safari、YouTube、カメラ、iTunes、アプリのインストールや削除を「オフ」にしておきたいですね。3歳の次女用iPadの設定は、YouTube以外はぜんぶ制限設定しておきました。
Androidの場合は、機種ごとに制限方法などが異なりわかりにくいので、機能制限を設定できるアプリ、「あんしんキッズロック」がおすすめ。これは、機能を制限するというよりは、逆に「使わせたい機能やアプリだけ選んで遊ばせる」ことができます。
ブラウザのフィルタアプリを使う
だんだん子どもが大きくなってくると、ブラウザでのWebサイトを見ることも必要になってくるでしょう。近い将来、5歳の長女も調べ物などで使うことになるので、ブラウザのフィルタアプリも導入しました。
無料のアプリで「Y!あんしんねっと」なら気軽に試せるのでぜひお試しを! Safariを機能制限で「オフ」にしておいても、「Y!あんしんねっと」アプリ経由でWebサイトを見られるようにしておくのがいいですよ。年齢別におすすねの制限範囲が設定でます(上記画像は一番制限の多い「きっずもーど」)。
もっと細かい設定がしたい! という場合は、年間4200円必要なんですが、日本PTA全国協議会推薦という頼もしい「iフィルター」がいいですよ。フィルタ設定以外にも、ネットの利用時間制限や、ほか端末からのリモート監視、入力した検索内容の把握などもできるスゴい機能! 子どもにとってはイヤなアプリでしょうけどね...。
YouTubeの閲覧制限アプリを使う
子どもが一番利用頻度の高いYouTubeですが、これがクセものです。PCで利用する場合は、アカウントを登録して、閲覧できる動画のレーティングを選ぶ「セーフモード」があります。しかし...、スマートフォンには「セーフモード」は未対応なのです。
そこで、子ども用のYouTube閲覧制限アプリ「テベリ」を使うことにしました。無料アプリですが、無料のままだと広告が表示されてしまうので、85円で「広告を非表示」モードを追加購入するのがおすすめです。
あらかじめ見せたい動画のキーワードの登録が可能です。視聴制限をしたいキーワードも登録できて、子どもが自分で検索しようとしても、動画が見られないように設定できます。
これなら、YouTubeの機能制限をせずに、アイコンをわかりにく階層の深い場所においておけば、子どもが直接YouTubeアプリを触らずに、動画を楽しむことができます。ちなみに、トップ画像でうちの姉妹が閲覧しているのも、この「テベリ」です。
子どものネット制限は、OSやフィルタサービスの進化と、子どもの成長で日々親も対策を考えなくてはいけない、頭の痛い問題ですよね。
皆さんのご家庭では、どんな対策をとっていますか? デジタルな対策・アナログな対策・オンラインな対策、いろいろあると思います。ほかにも良いアイディアがあったらぜひ教えてください。
(坂田恵)