また中国政府とグーグルの関係悪化かと懸念されましたが...
グーグルが中国における検閲を全面廃止し、撤退する方針を表明してから、両者の間では周囲も巻き込む数多くの議論が戦わされてきましたが、とうとうグーグルは、中国本土で完全に利用できない状況に追い込まれつつあると発表されて騒然となりました!
これまで同社は、中国本土における各種サービスの利用可能状況を更新表示してきましたが、ウェブ検索、広告、モバイルサービスが「Fully Blocked」と、全面的に遮断されている様子が初めて明らかにされましたよ。これまでは部分的に利用不可という状況が示されてきましたが、とうとう全く使えなくなってしまいましたとの表示が出ましたね...
なお、グーグルの方針ですと、提供サービスが67~100%の割合で使えない状況に陥った時点で、全面遮断中を示唆するFully Blockedのサインになるということですから、ごく一部のユーザーは、まだ使える状況にあったのかもしれませんが、かなり今回は深刻な状態でもあると心配されました。ただ、後からグーグルによる訂正発表が出まして、この67%を超えるアクセス遮断で全面ブロックという表示基準に問題があり、現在は普通にまたこれまでのように使えているとのことです。
なお、この事態を受けて、一時はグーグルの株価が下がったものの、中国最大手の検索サービスを提供する百度(バイドゥ)の株価は順調にアップしちゃいましたね~
[Reuters]
Rosa Golijan(原文/湯木進悟)