ガジェレポ!

京都在住の中年サラリーマンブロガーです。主にMacやiPhone、ゲームなどの情報をレポートしていましたが、もうなんでもありの雑記ブログに変更。

【シュタインズ・ゲート ゼロ】第八話『二律背反のデュアル』感想

 二律背反のデュアルのイメージ01
TVアニメ「シュタインズ・ゲート ゼロ」第八話より

ガジェレポ!@gadgerepoです。こんにちわ。

TV アニメ『シュタインズ・ゲート ゼロ(STEINS;GATE 0)』、第八話「二律背反のデュアル」の感想です。

第八話あらすじ ※ネタバレ注意

 

アクセス不能に陥った「アマデウス紅莉栖」から助けを求める着信、その直後「リーディング・シュタイナー」が発動し、倫太郎は世界線を移動。

その前に現れたのは、牧瀬紅莉栖!そこは、紅莉栖が生存しているあの「α世界線」だった。

以前と変わらない態度・様子の紅莉栖を、倫太郎は思わず抱きしめる。不思議そうな紅莉栖。

しかし喜びの邂逅(かいこう)も束の間、倫太郎は再び絶望へと突き落とされる。α世界線で何度も味わった、逃れられない二者択一。

紅莉栖が生きている、ということは まゆりは……。

この α世界線で倫太郎は苦悩の末、dメールのデータを消すためのエシュロンへのクラッキングを断念。結果、まゆりは死への収束から逃れられず、心臓発作のために亡くなっていた。

その後、過去への干渉を断ち切るため電話レンジ(仮)とタイムリープマシンを破棄。

“まゆりを見殺しにした” という罪の意識から、倫太郎は大学へも通わず、アキバからもすっかり足が遠のいてしまっているという。

思いがけない α世界線への移行に動揺を隠しきれない倫太郎の様子から、世界線が変動したことを察知する紅莉栖。

そして、秘密裏に作り直していた「電話レンジ(仮)改」を使い、元の世界線へ帰るよう倫太郎を促す。

が、幾度となく世界線を巡り歩き、あまつさえその手で紅莉栖を殺めてしまった倫太郎には、再び紅莉栖を “なかったコトにする” という決断が出来ないでいた。

そんな倫太郎を連れ、紅莉栖はある場所へと向かう。

ーーー

そこは、まゆりが眠る墓地。

まゆりのお婆さんが亡くなった時、ショックでふさぎ込み、毎日墓地に通っては空に向かって手をかざし、そのまま消えてしまいそうな まゆりを抱き止め、“人質” にした思い出の場所。

「(β世界線の)あなたは正しい、(α世界線の)あいつが間違えただけ。」

という紅莉栖の説得と、まるで まゆりが手を差し伸べているように明るく、暖かく周りを包む陽の光を見て、ついに倫太郎は元の β世界線に戻ることを決意する。

ーーー

ラボに戻った二人。

いつものように、手際よく紅莉栖が 過去へのdメール送信をセッティングする。

倫太郎のスマホ画面、dメールの文面は、

「ハイルナ」

宛先を見て、倫太郎はその文面の意味を理解する。

だが、やはり躊躇(ちゅうちょ)し、「送信」を押すことが出来ない。

その様子を見て、優しく微笑みながら倫太郎にキスする紅莉栖。

そしてその手をスマホを持つ倫太郎の手に重ね、「送信」をタップする。

「サヨナラ」

途端に視界が乱れ、涙を浮かべる紅莉栖の姿が次第に薄れていく……。

ーーー

夏の暑い日差しの中。

ラボに向って懸命に走っている紅莉栖。

そのラボには白衣を着た倫太郎とダル・まゆりが居る。

エシュロンへのハッキングに成功したダルが、傍受された “事の始まりのdメール”データにアクセス。

今まさに、クラッキングを実行しようと、倫太郎が PCの「Enter」キーに手をかけている。

ラボに到着し、ドアノブに手を伸ばす紅莉栖の携帯電話にメールが着信。その文面は、

「ハイルナ」

一瞬躊躇(ちゅうちょ)したために部屋に入るタイミングが遅れ、結果「Enter」キーが押されることに……。

ダイバージェンスメーターの数値は「1.097302」。

物語の舞台は再び、β世界線へ……。

 

アニメオリジナルの展開に涙腺崩壊

 

はい、大号泣です。

真夜中におっさんの涙腺を崩壊させることに定評のあるアニメ「シュタインズ・ゲート」の面目躍如ですよ。

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サブタイトルとなっている「二律背反のデュアル」、原作のシナリオでも α世界線の紅莉栖に再開するエピソードが含まれており、ゲーム中でも屈指の “泣きポイント” となっているので、ある程度の覚悟はしていましたが、アニメのオリジナル要素がふんだんに盛り込まれたおかげで、まさかここまで破壊力があるとは……。

ゲーム版では曖昧だった α世界線から β世界線への戻り方を、これまた必至の泣きポイントであるアニメ前作の22話とうまく繋げることで、原作以上の感動シーンに仕上げてきましたね。

オカリンの様子に気づき世界線の移動を察知、「1を聞いて10を知る」理解力・地頭の良さもさることながら、意気消沈のオカリンを鼓舞しつつ的確にアドバイスを与えサポートする。

久しぶりに見る紅莉栖の「名助手っぷり」もすべて懐かしい。

なのになのに、またもや悲しい別れ……。

その別れ方もただただ切ない……。

まさしく神回。あかん、これ何度観ても泣いてしまうやつや……。

 

まとめ

 

やはり生身の紅莉栖登場は破壊力抜群!
最終回まで、筆者の涙腺が持つか乞うご期待!