現役投資家FPが語る

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【新NISA】2024年の非課税枠について年末までに確認すべき3つのポイント


2024年も残すところ約2週間となりました。

 

今年から新NISAをスタートした方の中には、「非課税枠をちゃんと使えているのか分からない」と不安に感じている方も多いのではないでしょうか? 

 

NISAは年間(1月~12月)の投資上限枠が決まっているため、2024年の非課税枠を年末までにどう活用するかが非常に重要。

 

新NISAは非課税期間が無期限となりましたが、毎年の非課税枠を計画的に使い切ることで将来の資産形成に大きな差が出る可能性もあります。

 

「どうせ使い切れない」と諦めてしまうのはもったいない話。

 

資金に余裕がある場合は、2024年の非課税枠を最大限活用することをおすすめします。

 

今回の記事では、2024年の非課税枠について年末までに確認すべき 3つのポイントを分かりやすく解説します。

 

新NISAの「非課税枠」の使い方について不安があるという方は参考にしてください。

 

 

2024年の非課税枠の残枠を確認する

2024年の非課税枠はどの程度消化しているでしょうか。

 

新NISAには「つみたて投資枠(年間120万円)」と「成長投資枠(240万円)」があり、合計で年間360万円の非課税枠があります。

 

年間投資枠は年間の利用額に関係なく、1年に1回更新されます。

 

余った年間投資枠は、翌年以降に持ち越せない点に注意しましょう。

 

例えば、2024年の投資額が360万円未満だったとしても未使用の枠は持ち越せず、2025年の年間投資枠は360万となります。

 

つみたて投資枠、成長投資枠のそれぞれについて年末までに確認すべきポイントについて解説します。

 

つみたて投資枠の確認ポイント

つみたて投資枠は原則、月10万円まで投資信託やETFの積立購入が可能。

 

よって、12月に残枠が10万円を超えている場合は、非課税枠を埋め切ることができません。

 

しかし、ネット証券では積立設定以外にボーナス設定が可能。

 

例えば、120万円のうち60万円しか非課税枠が埋まっていない場合、12月の積立で10万円、ボーナス設定で50万円という設定が可能。

 

上記設定で年間120万円の非課税枠を埋めることができます。

 

成長投資枠の確認ポイント

成長投資枠では投資信託だけでなく個別株も購入でき、つみたて投資枠よりも幅広い商品に投資可能。

 

成長投資枠は一括購入も可能。

 

よって、非課税枠が残っているのであれば、年末に一括で埋めることができます。

 

個別株の購入で中途半端に枠が残った場合は、投資信託で埋めるといいでしょう。

 

例えば、個別株の購入で成長投資枠が2万円残った場合、2万円分の投資信託をスポット購入して埋めることができます。

 

 

受け渡し日に注意

年末に向けて注意すべきなのが「受け渡し日」。

 

つみたて投資枠の積立設定日や成長投資枠の注文日によっては、2024年の非課税枠ではなく、2025年の非課税枠を使うことになってしまいます。

 

NISA口座の投資枠は「受け渡し日基準」で判定。

 

年内に受け渡しができなければ、2024年ではなく2025年の取引と判定されてしまいます。

 

「受け渡し日」とは売買代金が決済され、株や投資信託を実際に保有できる日のこと。

 

個別株は約定から2営業日後に受け渡し。

 

2024年の非課税枠を使用するのであれば国内株の場合は12月26日午後3時半まで、米国株は25日午前3時までに注文して約定する必要があります。

 

投資信託の受け渡し日は銘柄ごとに異なるので注意が必要。

 

例えば、「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」(オルカン)の場合は注文から5営業日後の受け渡し。

 

「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」の場合は4営業日後に受け渡しとなります。

 

例えば、「オルカン」の最終取引のスケジュールは2024年12月23日に注文すると24日に約定、30日に受け渡しという流れ。

 

受け渡しまでの日数は目論見書やネット証券の銘柄詳細ページに記載されています。

 

これから注文する場合は注文内容を確認し、受け渡し日が今年になっているかを確認しておくといいでしょう。

 

実は私自身、旧NISAで失敗した経験があります。

 

年末に非課税枠を使い切るつもりで注文した結果、翌年の受け渡しとなり悔しい思いをしました。

 

 

年初一括購入設定は一旦リセットされる可能性

2024年の年初に非課税枠360万円分の投資信託を一括購入する設定をして、そのまま放置しているという方もいるかもしれません。

 

そのような方は、2025年に向けて設定が引き継がれるか確認しておいた方が無難。

 

例えば、SBI証券では2025年1月の1ヶ月間に「つみたて投資枠」を使い切る設定をしている場合、一括購入の設定が解除されてしまいます。

 

2025年に向けて再度、現在の設定を見直しておくことをおすすめします。

 

購入の設定だけでなく、どの投資信託を購入するかを再考するいい機会にもなるでしょう。

 

 

まとめ

新NISAは「つみたて投資枠(年間120万円)」と「成長投資枠(240万円)」があり、合計で年間360万円の非課税枠があります。

 

年間投資枠は年間の利用額に関係なく、1年に1回更新されます。

 

余った年間投資枠は、翌年以降に持ち越せません。

 

新NISAは非課税期間が無期限となりましたが、毎年の非課税枠を計画的に枠を使い切ることで将来の資産形成に大きな差が出る可能性もあります。

 

資金に余裕がある場合は、非課税枠を最大限活用することをおすすめします。

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