Environment

Act For The Future

ワイン造りの未来を守るために

これまでも、そしてこれからも。いつまでも美味しいワインを楽しむためには、
ブドウを取り巻く自然環境を守り続けることが重要です。
ワインを未来につなぐため、エノテカは以下の環境への負荷軽減の取り組みを進めています。

長期目標
  • 環境保全・CO2排出量削減のために様々な取り組みを推進します

  • 2030年までに、国内の購入電力の100%再生可能エネルギー化を目指します

  • 包装・梱包におけるプラスチックごみの削減を推進します

  • 環境保全のために、廃棄物を低減する取り組みを推進します

01CO2排出量削減に対する取り組み

那須エイジングワインセラーの全照明を
LEDへ切り替えました

環境省が2030年までにCO2排出を実質ゼロとする「脱炭素先行区」として栃木県那須塩原市を選出したことに伴い、2022年同地区にある那須エイジングワインセラーの全照明をLEDへ切り替えました。
LEDは少ない消費電力で白熱灯や蛍光灯以上の照度を保つことができるため、切り替えにより消費電力・温室効果ガス排出量の大幅な削減に繋がります。しかも長寿命であるため、電球交換などのメンテナンスの手間が省けるだけでなく、廃棄物の削減・資源の有効活用においても効果的です。今後も、ワインショップ・エノテカ各店舗や本社において照明のLEDへの切り替えを検討しています。

那須エイジングワインセラーのLED照明

環境負荷の少ないモーダルシフトを推進しています

モーダルシフトとは、トラックなど自動車で行われている貨物輸送を、地球に優しく、大量輸送が可能な船舶または鉄道の利用へ転換することをいいます。これにより、長距離輸送におけるCO2排出量の削減が可能になります。エノテカは、環境への配慮とトラックドライバー不足の問題を踏まえて、2021年より北海道のワインショップへの配送についてモーダルシフトを実施、東京~札幌間を鉄道での配送に切り替え、CO2排出量の低減に努めています。モーダルシフトの推進は、予期せぬ天災においても輸送ルートの確保の点でリスクの分散が図れることから、今後もモーダルシフトを活用する地域の拡大を検討しています。

アサヒビール社との共同配送を行っています

アサヒビール社の配送網を利用し、共同配送を推進しています。数量の多いビール会社と共同配送することによって、トラックの利用も減り、CO2排出量削減に繋がっています。現在は首都圏を中心に共同配送を実施しており、さらなる地域拡大も視野に入れています。

燃料電池自動車(FCV車)を導入しました

燃料電池自動車(FCV車)とは、水素と酸素の化学反応によって発電した電気エネルギーを使ってモーターを回して走る自動車のことで、走行時にCO2を排出しない“ゼロ・エミッション車”のひとつとされています。エノテカでは、アサヒロジ株式会社とともに環境貢献に向けた取り組みを実施しており、2024年に燃料電池自動車の小型トラックを1台導入、5月より本格稼働しています。現在は、首都圏の店舗への配送を中心に利用しています。

首都圏を中心に走行する燃料電池自動車

02プラスチックごみ削減に対する
取り組み

包装・梱包に使用している緩衝材について、
紙素材への切り替えを推進していきます

ワインショップ・エノテカでは、現在使用しているポリエチレン素材の緩衝材について、2024年中に紙素材の緩衝材である“ペーパークッション”への切り替えを目指しています。この取り組みによって、エノテカが使用するプラスチック・ビニール資材の年間使用量、約30tのうち8t(約26%)の削減を目指しています。 ※日本国内で展開している店舗

03環境保全に対する取り組み

ギフト用紙袋に
「FSC®︎認証」取得素材を使っています

2022年11月よりワインショップ・エノテカ全店とエノテカ・オンラインで使用するギフト用紙袋を、森林の保全を目的とした「FSC®︎認証」を受けた素材に全面切り替えを行いました。ギフト用にワインを購入されるお客様に無料でギフト用紙袋を進呈しており、年間約25万枚を使用しています。環境に配慮した素材であるほか、撥水加工を施し、耐久性を高めることで雨カバーや二重使用の機会を減らし、総合的な梱包資材の使用を削減し、環境負荷低減を目指しています。 ※日本国内で展開している店舗

「FSC®︎認証」を取得したエノテカのギフト用紙袋
FSC®︎認証マーク

「FSC®︎認証」とは

FSC®︎(Forest Stewardship Council®︎、森林管理協議会)とは、森林の生物多様性や、そこに暮らす人・働く人の権利を守り、経済的に持続可能な森林管理を世界に広めるための国際的な非政府組織であり、適切に管理された木材とその製品を確実に消費者に届けることで、森林資源の保全を消費者が支える仕組みを作っています。FSC®︎︎認証を受けた製品を選ぶことで、適切に管理された森林からの素材やその他リスクの低い原材料で作られた製品を区別して購入することができ、サステナブルな取り組みに貢献できます。

再生生地を利用した「エノテカオリジナルワインバッグ」を販売、売上の一部をWWFジャパンに寄付しています

2022年12月よりワインショップ・エノテカ各店とエノテカ・オンラインにて、環境に配慮した取り組みの一環として「エノテカオリジナルワインバッグ」(1本用、2本用の計2種類)を販売しています。保水性、耐久性を追求しており、バッグの内側には強保冷機能付きのアルミ素材を使用し、保冷剤を入れるポケットを2ヵ所に備えることで保冷効果を高めています。また、厚手の再生ポリエステル生地を使用し、耐久性を確保することで長く使用していただける、地球環境に配慮したワインバッグとなっています。ワインバッグは売上1点につき100円を、地球温暖化問題に取り組んでいる環境保全団体・WWFジャパンに寄付しています。 ※日本国内で展開している店舗

エノテカオリジナルワインバック
左:1本用 右:2本用

「容器包装リサイクル法」における、
再商品化の義務を履行しています

容器包装リサイクル法とは一般の家庭でごみとなって排出される商品の容器(びん、ペットボトルなど)、包装を再商品化(リサイクル)する目的で作られた法律です。エノテカは特定事業者として、公益財団法人 容器包装リサイクル協会と委託契約を締結し、委託料を支払うことで容器包装の再商品化の義務を履行しています。

使用材料を最小化した段ボールに
切り替えを行っています

エノテカは、環境への配慮を目的とした各種梱包資材の見直しを進めています。その一環として、2024年4月より使用材料を最小化した段ボールへの切り替えを行っています。強化素材を採用することで、これまでの段ボールの強度を十分に保ちながら、材料の最小化を図りました。これによって、年間15%(重量にして68t)の原材料を削減することが可能になっています。 ※日本国内での配送を対象

新しく切り替わった段ボール