経営者メッセージ

エノテカ株式会社の代表取締役社長、堀 慎二の写真

アジアでナンバーワンかつオンリーワンのワイン商を目指して

平素より格別のご高配を賜り、誠にありがとうございます。


エノテカは1988年創業以来、「FOR ALL WINE LOVERS」の企業理念の下、拡大するワイン市場のなかで、世界各国のトップ生産者と強い信頼関係を築き、ワインの専門商社として国内でのワインショップ・卸・通販の各事業、そしてアジアにおける国際事業の展開により成長を続けてきました。


エノテカを支えていただいている皆さまの多大なるご支援、ご厚情にこの場を借りまして厚く御礼申し上げます。


2020年年初から全世界で新型コロナウイルス感染拡大の影響による経済停滞が長く続いてきましたが、2023年に入り、ようやく経済活動は平常化へ向かい、次第に回復しつつあります。
しかしながら一方で、不安定な国際情勢、地政学リスクの高まりと共にエネルギー価格の高騰や物資供給不足の加速、インフレの拡大、世界経済の先行き不透明感の高まり等、まだまだ厳しい状況が続いてまいりますが、一人でも多くのお客様に、新たな美味しさや感動をお届けすべく取り組んでまいります。今後とも変わらぬご愛顧のほどお願い申し上げます。


コロナ禍を契機に世界中で人々の生活様式や働き方も大きく変化し、消費者ニーズの多様化が加速しております。こうした時代の変化に即座に対応するとともに中長期のビジョンを推進していくため、エノテカは3か年計画(2022~2024年度)をベースにローリング方式で毎期最適化のうえ、遂行しています。国内は盤石な地位を固め「国内既存事業の持続的な成長」とアジア各拠点は確実にプレゼンスをあげていくべく「海外市場における更なる拡大と挑戦」という両軸での事業成長を目指してまいります。


エノテカのブランディングの起点となるリテール事業においてはライフタイムバリューの最大化を図るべく、ワインショップ・EC間のシームレスな顧客対応環境の構築を目指してまいります。また、売上および顧客基盤の拡大を図る更なる出店や販売チャネルの拡張、そして新たなサービスや価値の提供を通じて顧客接点を増やし、全国のお客様にエノテカでのワイン体験の機会をさらに増やしていきたいと考えています。また裾野を広げていく卸事業においては業務用・小売共に売上基盤となる拠点・弊社商品のお取り扱い店舗の拡大に取り組んでまいります。


そして2030年を見据えたエノテカの将来ビジョンであるワインを愛する全ての人に最も愛され、信頼される「アジアでナンバーワンかつオンリーワンのワイン商」を目指して、新たなWINE LOVERの創造と拡大に向けて注力してまいります。世界トップの数々の生産者との絆をより強固なものへとし、海外マーケットへの拡大を図ってまいります。現在、香港、上海、杭州、北京、深セン、台北、ソウル、釜山、シンガポール、バンコクなどアジア主要都市にワインショップ及び卸売展開しており、今後も出店や販売エリアの拡大を予定しています。


アジアではかつて日本がそうであったように今後、消費市場の拡大とともにワイン文化が一般家庭にも広く根付いていくだろうと見ています。その過程において、生産者、流通、消費者を繋いでいくワイン商である私たちエノテカが果たすべき役割は大きく、貢献していきたいと考えています。引き続き積極的に活動を行い、成長著しいアジアマーケットでWINE LOVER及びエノテカのファンづくりに注力してまいります。


ワインを通じて、人々の笑顔の輪をつなげ、「ワインがある幸せ。毎日が豊かで素敵に感じられる」世の中に。

エノテカ株式会社
代表取締役社長 堀 慎二