イスラエルが釈放のパレスチナ人、半数以上は起訴なしの拘禁

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ヨルダン川西岸地区ラマラで釈放されたパレスチナ人らと、祝福する支持者の人だかり/Kenzo Tribouillard/AFP/Getty Images

ヨルダン川西岸地区ラマラで釈放されたパレスチナ人らと、祝福する支持者の人だかり/Kenzo Tribouillard/AFP/Getty Images

(CNN) イスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘休止が延長期間の5日目に入るまでにイスラエル側が釈放したパレスチナ人計150人のうち、半数以上は起訴や裁判を経ずに拘禁されていた。

イスラエルは4日間の戦闘休止合意に基づき、ハマスの人質解放と引き換えにパレスチナ人の収監者を順次釈放してきた。

これまでの釈放対象者のうち、98人が罪状なしで拘束されていた。

パレスチナの非政府組織(NGO)とイスラエル刑務所当局からの情報によると、4日目の27日には18歳以下の30人を含む33人が釈放された。30人のうち29人は少年、残る1人は15歳の少女だった。

イスラエルがパレスチナ人に罪状を示さず、司法手続きを経ないまま収監する「行政拘禁」は、これまでも各方面から批判を浴びてきた。

双方の人権団体によると、行政拘禁下のパレスチナ人は先月初めの時点に1200人あまりと、過去約30年で最多を記録していた。

パレスチナのNGOによれば、ハマスが先月7日、イスラエルに奇襲攻撃を仕掛けてから月末までに、パレスチナ自治区ヨルダン川西岸地区とエルサレムで新たに2070人が拘束されたとの記録がある。このうち145人が未成年者、55人が女性だった。

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