ワグネルの車列第1陣、ベラルーシ軍基地に到着
(CNN) CNNによる衛星画像の分析と、ソーシャルメディアに投稿された映像から、ロシアの民間軍事会社ワグネルの車列が17日、ベラルーシにある何年も使用されていない軍基地に到着したことが明らかになった。これとは別に、少なくとも二つの車列が同基地に向かっている。
米衛星企業プラネット・ラボの衛星画像には、同日午前11時すぎに同基地に車列が到着している様子が写っている。車列は基地から幹線道路の出口まで続いている。
その1時間弱後に撮影されたエアバスの別の衛星画像では、列の車両全てが基地に止まっている。
CNNは到着した車両がワグネルのものであることを確認した。エアバスの衛星画像に写っていた数台の車両が、ソーシャルメディアに投稿された映像に映っていたものと一致した。この映像では、ワグネルの旗を掲げた車列がロシアの幹線道路沿いに止まっている。
CNNはまた、ワグネルの車列がベラルーシの幹線道路M5を進む様子をとらえている、ソーシャルメディアに投稿された別の映像の撮影場所も確認した。
CNNは7日にベラルーシ政府の招きで、同国中部アシポビーチにあるベラルーシ軍基地を訪ねている。その際、軍高官はCNNに、同基地は領土防衛軍と民兵の訓練のために建設されたが、ワグネルの部隊が同国に来ることになった場合、戦闘員らを収容することもできるとの考えを示していた。
映像に映っている車列には数多くのトレーラーけん引車やトラック、乗用バンなどが含まれる。CNNは、同基地に過去の衛星画像ではなかった115台の車両があるのを確認した。
6月に反乱を起こして以降、ワグネルの部隊が確認されたのは初めて。