「エホバの証人」施設で銃撃、6人死亡の情報 ドイツ
(CNN) ドイツ北部ハンブルクにある宗教施設「エホバの証人の王国会館」で9日夜、銃撃事件が発生し、警察によると複数の死者が出ている。
CNN提携局RTL/NTVは、少なくとも6人が死亡し、7人が負傷したと伝えた。
ハンブルク警察の発表によると、事件は現地時間の午後9時ごろ発生した。銃撃犯は「1人あるいは複数」で、身元は不明。警察は、建物の中で死亡しているのが見つかった数人の中に銃撃犯がいるかどうか調べている。
警察の広報は「犯人が逃走している形跡はない」と述べ、「犯人が建物の中にいて、死者の中に含まれている可能性がある」と説明した。
現場周辺の道路は封鎖され、警察は「重大な危険」があると警告。付近の住民に対して屋内にとどまるよう促した。
事件現場で特別装備を身につけた警官/Jonas Walzberg/picture alliance
警察はツイッターへの投稿で「犯行の動機について確認された情報はない」と強調し、未確認の臆測を拡散させないよう呼びかけている。
ドイツでは2022年1月、南西部のハイデルベルク大学で男が学生に発砲し、少なくとも1人が死亡する事件が発生。20年に中部のハーナウで起きた連続銃撃事件では複数の死者が出ている。