有村架純、鈴木亮平から一生のお願い 全力ツッコミ「アンパンマンちゃうねん!!」

鈴木亮平と有村架純が25日、都内で行われた映画『花まんま』の初日舞台あいさつに登壇。鈴木のムチャぶりにかわいく応える有村の姿に会場は大いに沸いた。この日は、鈴鹿央士、ファーストサマーウイカ、前田哲監督も来場した。
小説「赤々煉恋」などで知られる作家・朱川湊人の直木賞受賞作を映画化。両親を早くに亡くし、大阪の下町で二人きりで暮らす兄・加藤俊樹(鈴木)と妹・フミ子(有村)。フミ子の結婚が決まり、親代わりだった俊樹も安堵するが、フミは兄に伝えていないある秘密を抱えていた…。
主演を務めた鈴木は「フミ子の役が有村さんで心から幸運だったと思っています」と感謝。有村も自身が兵庫県伊丹市、鈴木が隣の西宮市出身であること、デビュー映画『阪急電車 片道15分の奇跡』(2011)で、絡みはなかったものの共演したことを挙げ、「約15年経って、同じ地元の関西を舞台にした作品で、またご一緒できるというのは縁を感じます。“地元のお兄ちゃん”じゃないけど、そういった親近感を持って現場に立つことができたので(兄役が)亮平さんでよかったなぁとすごく思います」と喜んだ。
作品にちなみ「一生のお願いをするなら誰にどんなお願いをするか」を発表することになると、有村は「『ウイカさんの声を少しわけてほしい』。亮平さんにも言われたんです。『声量を上げてくれ』って。本当に声が小さくて、昔、プロデューサーさんにも『あいさつの声が小さい』って叱られたことがあって」と告白。あいさつの声は大きくなったものの、「普通の会話の声に芯がない」と悩む有村は「ウイカさんはすごく通る綺麗な声をしていて声に芯があって、どれだけ早口でしゃべっても全部聞き取れるので、お芝居をしている身としてはすごくほしいスペック」と羨んだ。

そんな有村に鈴木が「あいさつは(声を)出すようにしているとおっしゃっていた」と水を向けると、有村はマイクを通さず「おはよーございますっ!」とかわいく絶叫。観客の拍手が鳴り響く中、鈴木は「そんなあいさつしたことないやろ。現場で一回も聞いたことないよ」と笑いながらツッコんだ。
一方、鈴木の願いは「有村さん 関西弁でつっこんで下さい」。劇中のフミ子の台詞「兄やん、聞いてるー?」に「ぐっと来た」そうで、鈴木は「もう一度やられたい。大きな声で。俺がボケますんで、ツッコんでください」とリクエストし、「いよいよ公開になりました。映画『アンパンマン』。ぜひ観てください」とボケると、有村は「『アンパンマン』ちゃうねん!!」と力の限り猛ツッコミ。普段は見られない有村の弾けっぷりに会場は大いに沸き、鈴木も目じりが下がりっぱなしだった。(錦怜那)
映画『花まんま』は全国公開中