『ブラック・ショーマン』の“リアル・ジャイアン”話題

ドラマ&映画「ガリレオ」シリーズの原作者・東野圭吾&福山雅治コンビによる新作映画『ブラック・ショーマン』(公開中)で、木村昴演じるキャラクターの“リアル・ジャイアン”ぶりが話題を呼んでいる。
【画像】この後、凄いことが!『ブラック・ショーマン』場面写真
本作は、東野圭吾の小説「ブラック・ショーマンと名もなき町の殺人」を原作に、福山演じる卓越したマジックの技と人間観察力を誇る元手品師を主人公にしたミステリー。2か月後に結婚を控えていた神尾真世(有村架純)の父・英一(仲村トオル)が何者かに殺され、英一の兄でかつてラスベガスでも活躍した元手品師の神尾武史(福山)が真相究明に挑む。監督は、『コンフィデンスマンJP』シリーズなどの田中亮。
マジシャン・KiLaの指導のもと4か月以上マジックに向き合ってきた福山の華麗なマジックシーンや、武史&真世の名コンビぶりもさることながら、SNSを沸かせているのが木村昴演じる柏木広大。真世の中学時代の同級生で、事件の容疑者の一人。同級生・釘宮(成田凌)が手掛けた大ヒット漫画「幻脳ラビリンス」による町おこしを企画する中心人物で、有力企業「柏木建設」の社長息子として地元で幅を利かせるという役どころ。
同じく同級生である地元の酒屋「原口商店」店主の原口(森永悠希)と、地元の地方銀行「三つ葉銀行」に勤める牧原悟(ハナコ・秋山寛貴)らを服従させるさまは、木村が声を担当しているアニメ「ドラえもん」のジャイアンこと剛田武を彷彿とさせるようで、SNSでは「役所がまんまジャイアン」「大人になったジャイアン」「ジャイアンがジャイアンのままの役」「木村昴が実写ジャイアンすぎた」といった声が多く寄せられている。
なお、8月末に行われた完成披露では木村が役柄について「人を殴るシーンがありまして。めっちゃ殴ります。それが意外と難しいんです。普段、僕声優をしておりまして画の中で人を殴った経験は数知れませんけど、実際殴るのが難しいというところでどうしたら殴っているように見えるのかと言うお稽古をしたんですけど、なかなかうまくいかなくて何回もリテイクしていただいてしまったんですけど、最終的には上手に殴れたんじゃないかなと思います」と予想外の苦戦を強いられたことを明かしていた。
また、田中監督は木村について「木村昴さんはクラスの真ん中にいる柏木という役が本当によく似合う方。体も大きいからアクションも映えるし、何より“俺たち友達だろ?”という言い方がまさにガキ大将で最高でした(笑)」とはまり役だったことをプレス資料内で語っている。(石川友里恵)