獣道を淡々と歩く、濱口ワールドの“異質” 3大映画祭で受賞

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 ベネチア国際映画祭で濱口竜介監督が「悪は存在しない」で銀獅子賞を得た。ベルリン、カンヌに続き、3大映画祭すべてでの受賞を44歳の若さで達成した。なぜ濱口監督は急激に世界の注目を集めたのか。インタビューとともに魅力を探る。(編集委員・石飛徳樹)

 ■仮面はいらない、自分表す演技を

 「悪は存在しな…

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