昨年12月に「非常戒厳」を出した韓国の尹錫悦(ユンソンニョル)大統領に対し、警察などでつくる合同捜査本部は15日午前、拘束令状を執行しました。韓国で現職大統領が拘束されるのは初めてです。最新の状況をタイムラインで伝えます。
■■■1月15日(日本時間)の動き■■■
16:00(北京15:00)
中国外務省「韓国の内政にはコメントしない」
韓国の尹錫悦(ユンソンニョル)大統領の拘束について、中国外務省の郭嘉昆・副報道局長は15日の定例会見で「韓国の内政にはコメントしない」と述べ、評価を避けた。外交部門トップの王毅(ワンイー)・共産党政治局員兼外相は先月24日の電話による中韓外相会談で「韓国の人々には国内問題に適切に対処する知恵と能力があると信じている」と述べていた。
中国では「非常戒厳」以降の韓国政治に関心が高まっており、中国メディアは関連の動きを積極的に報じている。この日も一部メディアはライブ配信などで詳細に伝えた。
中国は尹政権との間で深刻な懸案を抱えることはなかったものの、日米との関係強化を推し進めた尹氏の外交姿勢には警戒感が強かった。
14:30
取り調べ 尹大統領が供述拒否
高位公職者犯罪捜査庁(公捜庁)の関係者によると、尹錫悦(ユンソンニョル)大統領は取り調べに対し、供述を拒否しているという。
公捜庁の検事が取り調べ、尹氏側の弁護士も同席しているという。休憩室も用意され、昼食には弁当が提供された。
14:05
尹大統領がフェイスブックを更新
内乱容疑で拘束された尹錫悦(ユンソンニョル)大統領のフェイスブック(FB)に15日午後、尹氏が新年を迎えた今月初めに直筆で書いたというメッセージの画像と文章が投稿された。
非常戒厳の宣布は「不正選挙を国民に知らせ、真相を把握するため」だったと改めて主張。「巨大野党の一連の行為」が、非常戒厳を宣布の要件である「国家非常事態」にあたると判断したとした。また、「小規模なミニ兵力で超短時間の戒厳」だったとして、内乱にはあたらないと主張した。
11:34
尹氏の身柄移送先に支持者が
連日多くの支持者が参加する集会が開かれていた韓国の尹錫悦(ユンソンニョル)大統領の公邸周辺から支持者らが移動を始めた。拘束令状が執行された尹氏の身柄がソウル近郊果川(クァチョン)市に移送されたことを受け、集会の主催側が15日午後から同市内で開く集会への参加を呼びかけたことを受けてとみられる。付近の交通規制も大幅に解除され、公邸周辺は元の姿を取り戻しつつある。
11:15
尹氏「最も重要なことは国民がけがをしないこと」
韓国大統領府の鄭鎮碩(チョンジンソク)秘書室長は、尹錫悦(ユンソンニョル)大統領が拘束に応じた状況を説明した。尹氏は高位公職者犯罪捜査庁(公捜庁)に自ら出頭すると述べたが、公捜庁は拘束令状の執行を諦めない姿勢を示したため、尹氏が「最も重要なのは国民がけがをしないことだ」として拘束に応じたという。
尹氏は公邸を出る前に「国民とともに最後まで戦う」と主張したという。
11:00
取り調べは録画できる部屋で
高位公職者犯罪捜査庁は15日午前11時から、尹錫悦(ユンソンニョル)大統領の取り調べを始めた。取り調べの過程を録画することができる部屋で行われている。
11:00
「重大な関心持って注視」尹氏拘束に林官房長官
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