警報機と遮断機のない「第4種踏切」、足利市の1カ所は廃止へ
山下龍一
警報機と遮断機のない鉄道の「第4種踏切」の安全対策を話す協議会が23日、栃木県庁であり、県内に32カ所ある第4種踏切の当面の対応方針をまとめた。1カ所が廃止、18カ所が安全対策を徹底のうえ使う、13カ所が未定とされた。
群馬県高崎市の第4種踏切で4月、小4の女児が列車にはねられ亡くなっており、安全対策が検討されていた。
栃木県交通政策課によると、JR両毛線の町南1号踏切(足利市)は廃止。廃止時期は未定で、周辺の踏切と統廃合を調整している。誘導員がおり、使われる時期が不定期のJR貨物専用線17カ所(小山市)は、安全対策をした上で使う。わたらせ渓谷鉄道(わ鉄)の峯(みね)踏切(日光市)も通常は施錠され、一般人は通行できないため、引き続き使う。
未定となった13カ所は、JR日光線と烏山線、真岡鉄道、わ鉄にある。住民と意見交換しながら、対応が決まり次第、公表する。第4種踏切の廃止、警報機と遮断機がある「第1種踏切」への切り替えなどが考えられる。
有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。
【春トク】締め切り迫る!記事が読み放題!スタンダードコース2カ月間月額100円!詳しくはこちら