告発者捜し、内部で調査、そして処分… 兵庫県の対応に高まる批判

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北沢拓也 滝坪潤一
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 兵庫県の斎藤元彦知事は30日の定例会見で、自身のパワハラなどに関する内部告発を把握した3月以降の県の対応を「適切だった」と強調する一方、「経緯や内容をきちんと整理し、改めて会見で説明したい」と述べた。告発は一部の報道機関などに向けて匿名でなされたが、県は告発者を特定した上で懲戒処分にした。専門家から「公益通報者保護法違反だ」との指摘が相次いでおり、斎藤知事の今後の対応が注目される。

 「文書の中身について事実ではないことが多々含まれていたので、人事当局が調査し、適正に処分した」

 斎藤知事は前回24日の会見で、このように説明した。しかし、初動の段階で保護法違反だった可能性がある。

 これまでの会見や関係者への…

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兵庫県の内部告発文書問題

兵庫県の内部告発文書問題

2024年3月、兵庫県の斎藤元彦知事らがパワハラ疑惑などを内部告発されました。告発への知事の対応をめぐって県議会と対立しましたが、出直し選挙では斎藤知事が再選を果たしました。最新ニュースをお伝えします。[もっと見る]