延期していた「カイロス」打ち上げは13日 船舶警戒の強化策も検討
石倉徹也
宇宙ベンチャー「スペースワン」(東京)は11日、延期していた小型ロケット「カイロス」初号機の打ち上げを13日午前11時1分に設定したと発表した。民間初となる衛星の軌道投入をめざす打ち上げに、改めて挑戦する。
前回の9日では、打ち上げ直前に和歌山県串本町の発射場近くの警戒区域に船舶が入ったため延期となった。スペースワンは、12日夕に国際宇宙ステーション(ISS)から地球に帰還する古川聡宇宙飛行士らが乗った宇宙船との接近を避けるため、打ち上げ日を13日以降で調整していた。
安全確保のために退避を求める警戒区域は、沿岸6・5キロ四方の海域。船舶対策についてスペースワンは、警戒活動をする同社の船を増やしたり、近づく船には早めに無線で退避を呼びかけたりするという。
有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。
【初トクキャンペーン】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら