「とにかく寒い」冷え込む被災地の朝、避難者らがコンビニ前でたき火
土井良典
【動画】鳥居が倒壊した穴水大宮=林敏行撮影
石川県能登地方を震源とする強い地震が発生してから一夜明けた2日、能登半島の朝は冷え込み、同県輪島市三井町のコンビニ前には避難した20人ほどがたき火で暖をとっていた。
気温はマイナス1度。コンビニ前の水たまりはいくつも凍っていた。子どもたちのなかには毛布でくるまる子もいた。
近所の人が持ってきたサツマイモを焼いていて、子どもたちは焼き芋を一口食べると笑顔を浮かべていた。みんな助け合っている。
何に困っているか、記者は聞いた。
「情報がない。金沢市から来た車をつかまえて聞いている」
「とにかく寒い」
「救援物資がないと困る」
「特にガソリンがない」
「女性用トイレがないのも問題になっている。だから簡易のものを見えないところにつくった」
避難者たちは口々に話した。