寿司店や鮮魚店での会計、最大千円分還元 東京都がキャンペーン
松田果穂
東京都内の店で魚を食べたり買ったりしたら最大千円分還元――。都が10月後半から約1カ月半、そんなキャンペーンを始める。東京電力福島第一原発の処理水放出などで風評被害が懸念される魚介類の消費を促し、水産業を応援しようという狙いがある。
都によると、対象は、都内のすし店や鮮魚店での食事や買い物の会計。参加店舗でQRコード決済をすれば、1人につき支払額の3割(千円相当まで)をポイントで還元する。事業の参加店舗は調整中という。
小池百合子知事は15日の定例会見で、「東京は一大消費地。『消費者力』を漁業者や水産関連事業者の支援に役立て、福島県とも連携し、被災地の復興の後押しにつなげたい」と話した。