マイナで別人の住民票の写しを誤交付 福岡・宗像、富士通のシステム

小川裕介
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 福岡県宗像市は29日、マイナンバーカードを使った証明書交付サービスで、別人の住民票の写しを誤って交付したと発表した。直後に誤交付に気づいて回収。原因となった富士通Japan製のシステムの稼働を停止したが、改修した上で30日朝に再開させるという。

 市によると、今月28日午後2時半ごろ、市役所の窓口で市民の女性が住所変更などの手続きをし、市職員がデータを更新した。女性は同2時50分ごろ、マイナンバーカードを使って庁舎内の「らくらく窓口証明書交付サービス」で住民票の写しを請求したところ、別の男性の住民票写しが交付されたという。女性の指摘で誤交付がわかった。

 住民票に記されていた男性は同2時35分ごろ、マイナンバーカードを使い市内の「コンビニ交付サービス」で住民票写しを取得していた。二つのサービスは同じサーバーを使っており、データ更新中に写しを申請をすると、誤って直前に発行した人のものが交付される不具合がわかったという。

 富士通Japanは市に対し、「プログラムの修正ミス」と説明したという。宗像市の伊豆美沙子市長は「再発防止に向けて最善の策を明日からとる」と話した。

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小川裕介
西部報道センター|事件キャップ
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