新しいマイナカード、導入検討 「氏名や個人番号の記載なし」も視野

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柴田秀並 松山尚幹
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 デジタル庁が、2026年中に新しいマイナンバーカードを導入する検討を進めていることがわかった。政府が取り組むデジタル政策を示す「重点計画」の原案に盛り込まれた。いまのカードに比べてセキュリティー性能を高めることや、プライバシーへの配慮として券面に記載する情報の見直しなどについて検討する。

 重点計画は、デジタル庁が毎年策定する。今年の計画案は、近く閣議決定する見通しだ。

 原案ではマイナカードについて、「暗号アルゴリズム、偽装防止技術を含めた券面デザインについて必要な見直しを行う」と明記した。有効期間の延長や、氏名や性別、国民一人一人に付される12桁のマイナンバー(個人番号)など現行のカードに記載している情報についても、削除することなども視野に見直しを検討する。安心してカードを持ち歩けるようにするためだ。

 詳細を検討する場として今後、デジ庁内にタスクフォース(作業部会)を設けることも盛り込んだ。

 現行のマイナカードは、18…

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この記事を書いた人
柴田秀並
経済部|金融担当
専門・関心分野
金融、保険、資産運用
マイナンバー・マイナ保険証問題

マイナンバー・マイナ保険証問題

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