キーウの夜空に閃光 市当局は「衛星が落下」、隕石の可能性もあり
ウクライナの首都キーウで19日夜、上空に閃光(せんこう)が広がるのを市内各所で多くの住民が目撃した。直後に空襲警報が発令されたが、ロシア軍の攻撃は確認されず、市当局は間もなく「NASA(米航空宇宙局)の衛星が落下したとみられる」との見解を発表。ウクライナ空軍も「敵からの脅威は確認されていない」として、住民に平静を呼びかけた。
閃光が目撃されたのは午後10時(日本時間20日午前4時)ごろ。住民らがSNSに投稿した動画では光の塊が空を横切り、続いて何度か爆発したかのような青白い光が広がるのが確認された。市当局は約30分後にSNSに「衛星の落下」だとする見方を投稿。空襲警報は午後11時ごろ解除された。
ミサイル迎撃システムは稼働しなかったという。
ウクライナ空軍は隕石(いんせき)の可能性もあるとしており、閃光の正確な原因について調査が続いている。
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