市議選で1人足らずに定数割れ、長野県岡谷市 現職の半数立候補せず
長野県岡谷市議選(定数18)が16日に告示され、定数より1人少ない17人が立候補し、17人全員が無投票で当選を決めた。定数割れは1936年の市制施行以来初めての事態となった。
総務省によると、前回2019年の統一地方選では、全国で定数割れした市はなかったが、8町村は定数割れだった。
朝日新聞が全国1788の地方議会にアンケートしたところ、直近の選挙が定数割れだったのは18市町村。このうち市では、岐阜県飛驒市が20年の選挙で定数割れだった。
議員のなり手不足が全国的に指摘されており、選挙をしても定数に満たない議会は各地で生じている。
岡谷市議選で当選したのは現職9人と新顔7人、元職1人。無投票で決まった17人の党派別の当選者は共産3人、公明2人、参政1人、残りは無所属だった。欠員1を補う再選挙は、9月の市長選にあわせて行われる見込みだ。
後継者不足と選挙費用の負担感が背景に
17人目の届け出となった新…
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