三陽商会、「バーバリー」失ってから初の営業黒字 外出増え消費回復
益田暢子
アパレル大手の三陽商会が14日発表した2023年2月期決算は、営業損益が22億円の黒字(前年は10億円の赤字)だった。英高級ブランド「バーバリー」のライセンス契約終了後、長く業績不振が続いていたが、7年ぶりに営業黒字となった。
外出機会の増加に伴い、スーツやコートなどの消費が回復。訪日外国人客(インバウンド)の売り上げも利益を押し上げた。「マッキントッシュ ロンドン」や「ポール・スチュアート」など七つの基幹ブランド全てが好調だった。純損益も21億円の黒字で、黒字は2年連続。
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