三笘止められ、漂う手詰まり感 日本に足りなかった攻め手とアイデア
(5日、決勝トーナメント1回戦 日本1―1《PK1―3》クロアチア)
仕留めきれなかった。90分間でも、延長戦でも。そして日本は、8強入りをPK戦に委ねる形になってしまった。
120分間の終わりを告げる笛に、フル出場したMF伊東純也は思った。「まだ体力的には走れたけど。延長戦が終わってしまった」
前半43分、相手の目線を変えるショートコーナーから、最後はFW前田大然が左足で先取点を奪った。「練習でやっていた形」(伊東)と狙い通りの1点だった。
間もなく迎えたハーフタイム。選手たちは声をかけ合った。
「しっかり守って、もう1点…
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