政府、積極的サイバー防衛を導入へ 安全保障関連3文書に明記

有料記事

松山尚幹
[PR]

 政府は5日、改定を進めている安全保障関連3文書に、サイバー攻撃を未然に防ぐための「積極的サイバー防衛(アクティブ・サイバー・ディフェンス)」の導入を明記すると、自民党の会合で説明した。また、3文書のうち、防衛計画の大綱(防衛大綱)と中期防衛力整備計画中期防)は、中長期的な防衛力強化の方向性と内容を示す「国家防衛戦略」と、それを実現する「防衛力整備計画」にそれぞれ改称する考えも正式に伝えた。

 会合で政府は、防衛力整備計画などで抜本的に強化したい要素を説明した。長射程の「スタンド・オフ防衛能力」など7本柱で構成。新たなサイバー分野では、専門的な要員を現状の自衛隊の部隊約800人から4千人規模に増やす。さらにこの分野の対処能力を持った要員を2万人規模まで拡充する。

 積極的サイバー防衛をめぐっ…

この記事は有料記事です。残り444文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【春トクキャンペーン】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら

この記事を書いた人
松山尚幹
国際報道部
専門・関心分野
外交・安全保障、政局と政策、財政税制