廃棄から一転、地下鉄のマーク売ります 「重いので車で取りに来て」

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三井新
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 仙台市内を走る市営地下鉄の標識が限定販売されている。鉄道ファンにはたまらない逸品だが、2種類1セットで重さ50キロ以上と、大人3人がかりで持ち運ぶのがやっと。市交通局は「地下鉄では持ち帰れないので、車で取りに来て」と呼びかけている。

 販売するのは、地下鉄南北線各駅の出入り口に掲げられている標識だ。「SENDAI SUBWAY(サブウェイ)」の略であるシンボルマークの「SS(エスエス)」(縦約100センチ、横約120センチ)と、「地下鉄 SUBWAY」(縦約40センチ、横約70センチ)の2種類。

 重さを計測しているわけではないが、「SS」を運ぶのは大人2人がかりで、「50キロ以上あるはず」(担当者)。「地下鉄」も大人でないと運べないという。いずれも1987年の開業当時からのもので、文字が薄くなったり汚れが目立つようになったりしていた。

 市交通局は2021年度から、南北線全17駅で標識を撤去する作業を進めている。もともと販売する予定はなく、工事を終えた4駅分の標識はほとんど廃棄していた。

 だが今年10月、鉄道ファンの一言で方針を変えた。

 市内であった「鉄道フェステ…

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