蔵の2階の古文書から1.2ミリの虫 専門家「新種と判断しました」

有料記事

竹石涼子
[PR]

 理科教員の清水将太さん(36)がその虫と出会うきっかけとなったのは、6年前の夏だった。

 長野県南箕輪村の実家で蔵を片付けていた。がらくたばかりだ、と聞かされていた蔵の二階に上がり、倉庫として使っていた部屋を通り抜け、一番奥の開かずの間に入った。ネズミの死骸が転がっていた。

 たんすや箱が無造作に積まれた部屋の最奥に、ネズミにかじられ、おしっこの跡もある灰色の紙の束が何冊もあるのが見えた。

 郷土史にも興味があった。家…

この記事は有料記事です。残り987文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【初トクキャンペーン】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら