2015年に閉館した旧こどもの城(東京都渋谷区神宮前5丁目)などが建つ一帯の都有地約4・5ヘクタールの再開発について、都の有識者会議は17日、「一体的な活用を早めに始めるのが望ましい」とする提言をまとめた。
有識者会議はこの日が最後で、旧こどもの城と隣接する国連大学や複合ビル「コスモス青山」、旧青山病院跡地を含めたエリアを一体として開発する方向性が定まったことになる。今後は都と渋谷区も参加する「神宮前五丁目地区まちづくり検討会」を設置し、具体的な活用法を議論していく。
この地区の再開発をめぐっては当初、東京五輪・パラリンピック後、旧こどもの城の建物を約150億円かけて改修し、新たな交流拠点「都民の城(仮称)」として23年から活用する計画だった。最短で29年に閉館した後、周辺を含めた東京ドーム約1個分の4・5ヘクタールを再開発する方針だった。
だが、都は今月9日、旧こど…