とんこつラーメンの全国チェーン「一蘭」(本社・福岡市)が、家庭向けのカップ麺や乾麺の小売価格を拘束していた疑いがあるとして、公正取引委員会から独占禁止法違反(再販売価格の拘束)の疑いで調査を受けていることが、関係者への取材でわかった。
同社は実店舗以外に、家庭向けにカップ麺や乾麺を製造・販売している。関係者によると、数年前からこうした商品の小売価格が下がらないよう、小売店に対して希望小売価格を強制していた疑いが持たれているという。値崩れやブランド価値の低下を避ける狙いがあったとみられる。
同社は取材に「公取委から確認が入ったことは事実。現段階でお伝えできることはない」とコメントした。実質的な強制力が伴う「立ち入り検査」は受けていないとしている。
ウェブサイトによると、一蘭は福岡発祥で、現在は国内外で87店舗を展開。仕切りで隔てた独特のカウンター席で知られる。
カップ麺は税込み490円
家庭向けにも、乾麺(2食入…
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