【詳報】ウクライナ侵攻12、3月28日~30日(日本時間)の動き

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 ロシアとウクライナの停戦協議で、双方が基本的な立場で歩み寄りを見せました。ウクライナの軍事的な中立化をめぐって進展があったとして、ロシア軍は首都キエフや北部チェルニヒウへの攻撃を「劇的に減らす」と明言。ウクライナ側は、ロシアが併合したクリミア半島を奪還するためには軍事力を行使しないことを提案しました。民間人の犠牲が拡大し続ける中、停戦への道筋が開けるのか。今後の交渉に注目が集まっています。

(タイムスタンプは日本時間。括弧内は現地時間)

■■■日本時間3月30日■■■

23:40(ワシントン10:30)

バイデンゼレンスキー両大統領が電話協議へ

 米ホワイトハウスは30日、バイデン大統領がウクライナのゼレンスキー大統領と同日午前10時45分(米国東部時間)から電話協議すると公表した。ロシアの侵攻に直面しているウクライナの支援について話し合うとしている。

20:28(カザフスタン17:28)

NASAの宇宙飛行士、ロシアの宇宙船で無事に帰還

 国際宇宙ステーション(ISS)に滞在していた米航空宇宙局(NASA)の宇宙飛行士を乗せたロシアのソユーズ宇宙船が30日、カザフスタンの草原に着陸した。

 ISSは米国やロシアを含む国際協力で運営されているが、ロシアのウクライナ侵攻以降、ロシアの宇宙機関の総裁が協力関係の解消をちらつかせ、ISSに滞在中の米国の宇宙飛行士が無事に地球に帰還できるか危惧されていた。

20:10(中国安徽省19:10)

ロシア外相、制裁回避策をイランと共に検討へ

 インタファクス通信によると、ロシアのラブロフ外相は30日、ウクライナに対するロシア軍の侵攻などを巡って欧米諸国から科せられている経済制裁の回避策を、同様に欧米の制裁を受けているイランと共同で検討する考えを示した。

 中国安徽省で同日開かれた、アフガニスタン情勢を巡る近隣国との外相会合で述べた。同通信によるとラブロフ氏は、欧米諸国による制裁は、「主権国家に対する平等や内政不干渉の原則を弱体化させる試みだ」と非難。核開発を巡り、欧米から厳しい経済制裁を受けているイランと共に、「違法な制裁を回避する、具体的な対応策を構築する」と述べた。

19:02(モスクワ13:02)

ロシア側、クリミア半島の交渉に否定的

 ロシア大統領府のペスコフ報…

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