【緊急事態宣言詳報】首相「一月後に事態改善」根拠は?
政府は7日、首都圏4都県に対し、新型コロナウイルス対応の特別措置法に基づく緊急事態宣言を発出しました。国会で報告し、対策本部で決定した後、菅義偉首相が記者会見をしました。宣言を受けた各界の反応は。首相は国民に向かって何を語ったのか。タイムラインで詳報します。
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小池都知事が臨時会見「人の流れ止める」
政府の緊急事態宣言を受け、東京都の小池百合子知事は臨時の記者会見を開き、「対策の一番の目的は『人の流れを止めること』。都民お一人おひとり、企業・事業者が一体となって徹底していきたい」と訴えた。
小池氏は飲食店やカラオケ店への午後8時までの営業時間短縮や、テレワーク強化による出勤者の7割削減などを要請することを明らかにした。外出自粛については、都民に対し「宣言期間は最大限外出を控えていただくことを強く要請する。特に午後8時以降の外出はやめてください」と求め、「買い物や通院など、必要な外出も短時間で済ませてください。県境をまたぐ不要不急の移動も自粛してください」と呼びかけた。
また、都立学校の対応では、高校生は地域をまたいで広範囲に通学していることから時差通学を徹底し、対面での指導と家庭でのオンライン学習を組み合わせた分散登校を実施する方針を明らかにした。小中学生については、通学エリアが限られているとして、高校生のような対応を求めないという。
寸評=倉重奈苗記者
国家的危機だからこそ、リーダーの明確な説明を
新型コロナの感染拡大を止められず、菅義偉首相は7日、緊急事態を宣言した。だが、首相はこの日開かれた国会での説明には出席せず、その後の記者会見でも政府見解を繰り返すのに終始した。
衆院の議院運営委員会で質問…