菅首相の会食「襟を正さなければ」 自民・佐藤総務会長
岡村夏樹
菅義偉首相が14日夜に都内で自民党の二階俊博幹事長ら5人以上と会食したことについて、自民党の佐藤勉総務会長は16日の記者会見で「かなりの対策をした上で(会食を)やっているのではないかなと思うが、批判があったことも踏まえ、我々も襟を正さなければいけない」と述べ、慎重な対応を求めた。
首相の会食は、政府が新型コロナウイルスの感染防止策として少人数での会食を呼びかけている中で行われた。佐藤氏は「5人という制限を申し上げた以上、しっかりと襟を正すということが大切ではないか」と重ねて強調した。この件については、公明党の山口那津男代表が15日に「国民に対するメッセージ性もある。そこはよく配慮しながら、今後、検討していただきたい」と苦言を呈していた。
政府の分科会は、大人数や長時間におよぶ飲食については、大声になり、飛沫(ひまつ)が飛びやすくなるとして感染リスクが高まるとしている。