愛知知事リコール署名、高須克弥氏ら提出 総数明かさず

小林圭
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 愛知県大村秀章知事のリコールを目指す美容外科「高須クリニック」の高須克弥院長らが4日、集まった署名を各市区町村の選挙管理委員会に提出した。県選管によると各選管で計7万6462筆(午後8時現在)を受け取ったという。

 県選管によると、名古屋市千種区1万388筆(9月1日時点の有権者の約7・9%)、日進市2854筆(同3・9%)など。同日までが提出の締めきりだった市区町村すべてに署名は提出されたという。

 高須氏はこの日午前、報道陣に「最低でも80万筆以上あると実感がある」と話したが、集計中として署名総数は明かさなかった。

 一方、大村氏は記者会見で「あまり集まってないとお聞きしている。『これだけ集めた』と言い値で言ってもまったく意味がない」と話した。知事リコールを請求するには86万6586人(9月1日時点)の有効な署名が必要となる。

 首長選のため止まっていた岡崎、豊橋、稲沢、知立、豊山の5市町は最長で12月19日まで署名活動が続く。最終的に署名が必要数を上回れば各選管は署名を審査し、必要数に届かなければ審査しない。

 高須氏らは昨年の国際芸術祭「あいちトリエンナーレ」の企画展「表現の不自由展・その後」の展示内容と大村氏の運営姿勢を問題視。河村たかし名古屋市長も支援に回っている。

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