菅首相の妻・真理子氏に職員3人 安倍政権では問題視も
菊地直己
加藤勝信官房長官は21日の記者会見で、菅義偉首相の妻、真理子氏付の政府職員が3人いると明かした。いずれも外務省出身の非常勤で、「首相外遊への同行や要人の接遇など、首相夫人による活動を支援するため、連絡調整を行う」と説明した。
過去の首相の妻には、1人の職員が付くことが多い。安倍晋三前首相の妻昭恵氏には、2013年1月時点で1人(外務省)が配置されていた。だが、14年は3人(経済産業省2、外務省1)、15~17年は5人(経産省2、外務省3)と増え、18年以降は3人(外務省)となった。
昭恵氏付の政府職員をめぐっては17年、学校法人「森友学園」への国有地売却問題にからみ、学園側に便宜を図ったのではないかと政府が野党の追及を受けた。昭恵氏の選挙応援に同行したことなども問題視された。