3言語操りユーモアでおもてなし 都営地下鉄にAIロボ
長野佑介
三つの言語で駅利用者を案内する人工知能(AI)を搭載したロボットが14日から、東京都営地下鉄の大江戸線新宿西口駅と浅草線新橋駅に設置された。東京五輪・パラリンピックを見据えた動きだが、コロナ禍で非接触・非対面での接客を進める狙いもある。
新宿西口駅付近には、人のようななめらかな動きとユーモアのあるしぐさをする「ARISA(アリサ)」、新橋駅付近には多彩な効果音で感情を表現する「Sota(ソータ)」がそれぞれ設置された。乗り換え経路や駅の周辺情報など様々な案内を日本語、英語、中国語で対応する。
稼働時間はいずれも午前10時~午後8時。2台の導入経費は約5千万円。都の担当者は「多くの人が訪れる来年の東京五輪・パラリンピックに向け、より質の高いサービスの提供につなげたい」と話している。