一時高熱のトランプ氏、5日にも退院見込み 医師団報告

アメリカ大統領選2020

ワシントン=香取啓介
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 新型コロナウイルスに感染し入院しているトランプ米大統領(74)について4日、医師団が会見した。症状は引き続き改善しており、「早ければ明日にでも退院してホワイトハウスに戻る」としている。また、トランプ氏がこれまでに2度血中酸素濃度が下がり、少なくとも1度酸素補給を受けていることを明らかにした。

 トランプ氏は1日深夜、新型コロナウイルス検査で陽性が判明。翌2日夕方にワシントン近郊のウォルター・リード陸軍病院に入院した。

 会見した主治医のショーン・コンリー医師らによると、2日朝の時点では軽い症状のみだったが、午前中に高熱が出て、血中酸素濃度が低下。トランプ氏は反対したが、医師の判断で酸素補給を行ったという。すぐに酸素濃度は回復したが、症状の急変も考えられるため、入院することになった。

 3日も血中酸素濃度が下がったが、現在は発熱もなく、目立った呼吸器の症状もない。自分で歩いているという。また、これまでに2度抗ウイルス薬レムデシビルの投与を受けており、計5日間続ける。また、ステロイド抗炎症薬デキサメタゾンの投与も行っていると明らかにした。酸素補給が必要な新型コロナの中等症と重症患者に勧められる薬だ。

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この記事を書いた人
香取啓介
科学みらい部次長
専門・関心分野
環境・エネルギー、テクノロジー、科学政策、国際関係
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