ビッグイシューが「夜のパン屋さん」 食品ロスも減らす

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藤崎麻里
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 ホームレスの人たちに雑誌販売の仕事を提供している「ビッグイシュー日本」が、売れ残ったパンを仕入れて販売する「夜のパン屋さん」を新たに始める。新型コロナウイルス禍で「仕事をしたい」という相談が増えているなかで、初めて雑誌販売以外の仕事づくりに乗り出す。

 協力してくれるパン屋から夕方、パンを安く卸してもらって販売する。今のところパン屋4店が日替わりで協力してくれる予定で、数個ずつ袋に入れて、まとめ売りする。価格は売るパンによって異なる。NPO法人ビッグイシュー基金共同代表でもある枝元なほみさんは「実は、パン屋は食品ロスが多い。食品ロスを減らしながら、仕事もつくれる」と話す。

 当面は、東京・神楽坂の「かもめブックス」の軒下を借りて販売するが、キッチンカーなどでも販売する考え。10月1日から3日間プレオープンし、翌週から試験的販売を続けながら仕組みを作っていく。

 9月28日夜の報道公開では…

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この記事を書いた人
藤崎麻里
GLOBE編集部
専門・関心分野
移民難民、外国ルーツの子ども、無国籍、労働組合、少子化、ジェンダー、民主主義