サッカーW杯、ちょっと異様な仮設スタンド 日本戦会場
長島一浩
【動画】日本とセネガルの対戦が予定されている試合会場の仮設スタンドから、ピッチを見ると…=長島一浩撮影
6月14日に開幕するサッカー・ワールドカップ(W杯)ロシア大会1次リーグで、日本対セネガル、フランス対ペルーなど計4試合の試合会場となるスタジアムが、ちょっと異様な形として注目を集めている。
1957年に建設されたエカテリンブルクのセントラル・スタジアム。観客席不足を補うため、2015年9月から改築工事が始まった。高さ45メートル、6千席の大規模な仮設スタンドが、両ゴール後方のスタジアムの外にはみ出るように設置された。工事は昨年末に終わり、収容人数は3万5千人になった。
仮設スタンドには階段しかなく、ビル15階建て程度の高さまで、歩いて上るしかない。ピッチは辛うじて見えるが、試合案内の電光掲示板や反対側の仮設スタンドのサポーター席などスタジアム全体は、屋根や柱によって見えにくい座席が多い。ただ、施工主の広報担当者は「街の景色も楽しめ、一番いい座席だ」と話している。