共産党は10日午前、第4回中央委員会総会を党本部(東京都渋谷区)で開いた。田村智子委員長は夏の参院選に向け、党勢拡大に全力を挙げる決意を示した。「自民党政治を終わらせる戦いの先頭に立って奮闘する」と述べた。
田村氏は、参院選比例代表で「650万票、得票率10%以上」、5議席以上の確保を目指す目標を掲げた。選挙区では改選する埼玉、東京、京都3選挙区の議席維持と、改選複数区を中心に議席増に挑戦するとした。同時期に予定される東京都議選と活動を連動させる考えも示した。
立憲民主党など他の野党との連携を巡っては「市民と野党の共闘の新しい発展のために可能な努力を払う」と表明した。